シャム(サイアミーズ)の餌の選び方とおすすめのキャットフード
「サファイアブルーの瞳」と「ポイント(部分的な被毛色)」が特徴のシャム(サイアミーズ)ですが、どんな餌が適しているのか?ここではシャム(サイアミーズ)の特徴やかかり易い病気などを元にシャム(サイアミーズ)におすすめのキャットフードをご紹介します。
シャム(サイアミーズ)の餌の選び方とおすすめのキャットフード【目次】
- シャム(サイアミーズ)の餌の選び方【2つのポイント!!】
- シャム(サイアミーズ)におすすめの餌はどれ⁉30種類のキャットフードから比較
- シャム(サイアミーズ)におすすめなキャットフードランキング
- シャム(サイアミーズ)のキャットフード選びで迷ったらおすすめはコレ!
- シャム(サイアミーズ)用キャットフードのQ&AⅠ:シャム(サイアミーズ)ってどんな病気にかかり易いの?餌で予防できないの?
- シャム(サイアミーズ)用キャットフードのQ&AⅡ:ロイヤルカナンのシャム用ってどうなの?
- シャム(サイアミーズ)用キャットフードのQ&AⅢ:シャムの子猫におすすめのキャットフードはどれ?
- シャム(サイアミーズ)用キャットフードのQ&AⅣ:シャム(サイアミーズ)は一日にどれくらい餌をあげたらいいの?
- まとめ
-シャム(サイアミーズ)の仔猫の給餌量
-シャム(サイアミーズ)の成猫の給餌量
-シャム(サイアミーズ)の高齢猫の給餌量
シャム(サイアミーズ)は筋肉量が多く引き締まった体の為、体の大きさの割にはずっしりと重く、脂肪が少ない体をしています。
筋肉量が多いと基礎代謝も高く、太りにくいので本来の体系を維持する為にも高たんぱくなフードで筋肉量を維持してあげましょう。
シャムは血統的に様々な病気を好発します。どれも原因が遺伝と考えられている為、予防は難しいんですが「膝蓋骨脱臼」はその一つです。進行具合にもよりますが、炎症による痛みから足を引きずるなどの症状が見られます。
オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)は炎症細胞を抑えるように働いたり(Kevin 2000)、関節炎の症状が改善し痛み止めの投薬を減らせた(Roush 2010, Fritsch 2010)という事例もあります。
シャム(サイアミーズ)におすすめの餌はどれ⁉30種類のキャットフードから比較
上記で挙げた3つのポイントを踏まえた上で、実際にサイト内でレビューもしているフードの比較表を作ってみましたのでキャットフード選びの参考にしてみて下さい。
メーカー名 |
たんぱく質 |
オメガ3脂肪酸 |
---|---|---|
37% |
0.82% |
|
37% |
3.89% |
|
30% |
2.5% |
|
40% |
1.36% |
|
32% |
0.4% |
|
32% |
不明 |
|
29% |
不明 |
|
40% |
不明 |
|
32% |
0.18% |
|
30% |
不明 |
|
37% |
不明 |
|
30% |
不明 |
|
29% |
不明 |
|
28% |
不明 |
|
30% |
不明 |
|
42% |
1.2% |
|
30% |
0.3% |
|
32% |
不明 |
|
34% |
0.4% |
|
31% |
不明 |
|
23.4% |
不明 |
|
32% |
不明 |
|
28% |
不明 |
|
33.2% |
不明 |
|
35% |
0.35% |
|
34% |
0.28% |
|
31% |
不明 |
|
32% |
不明 |
|
30% |
0.6% |
|
28% |
不明 |
|
30% |
0.5% |
モグニャンキャットフードはシンプリーと比べると全体的に栄養素がやや劣りますが、市販のキャットフードと比べると十分高たんぱくでオメガ3脂肪酸の割合も多いです。白身魚を全体の65%も使用しており、グレインフリーでもあるので消化にも良いです。シンプリーよりは野菜と果物の割合が多く、たんぱく質の割合が低くなっています。高たんぱくなフードが合わずにお腹が緩くなる子もいるのでその場合はモグニャンを試してみてみると良いでしょう。また、今だけ当サイト限定で初回購入価格が半額になるキャンペーンを実施中です。食べてくれるか分からないという子にも試しやすい価格になっているのでぜひこの機会にモグニャンを試してみて下さい。
価格 | 税抜3,960円(税込4,356円)(1袋1.5kg)
【食べ比べ限定!!】上記金額から50%OFFキャンペーン中 |
---|---|
評価 | |
備考 | グレインフリー(穀物不使用)/オメガ3が豊富/白身魚を65%使用/香料・着色料不使用 |
シンプリーキャットフードは魚を75%も使用したシャム(サイアミーズ)に最もおすすめなキャットフードです。もちろん、香料・着色料・合成の酸化防止剤などは無添加で、動物愛護の先進国であるイギリスで作られています。品質面も安心で、欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)の基準を満たした工場で作られています。不要な添加物(着色料や香料)を使わない安心安全なシンプリーキャットフードはシャム(サイアミーズ)におすすめのキャットフードです。
価格 | 税抜3,960円(税込4,356円)(1袋1.5kg) |
---|---|
評価 | |
備考 | 穀物不使用/魚を全体の75%も使用/高たんぱく/オメガ3脂肪酸が豊富 |
ジャガーキャットフードはグレインフリー(穀物不使用)で高たんぱくなキャットフードです。メインはお肉ですが、魚と合わせると動物性食材を全体の80%も使用したプレミアムフードです。お肉がメインなので、モグニャンやシンプリーと比べると、オメガ3脂肪酸は少なく見えますが、市販のフードと比べれば十分な量が含まれています。また、皮膚や被毛の健康に大切なオメガ6脂肪酸も豊富なので、筋肉質な体型と美しい被毛が特徴のシャム(サイアミーズ)におすすめのキャットフードと言えます。
価格 | 4,280円(1袋1.5kg) |
---|---|
評価 | |
備考 | グレインフリー/高たんぱく/ヒューマングレードの生肉・生魚を使用/メインは肉で魚も使用 |
オリジンキャットフードは「超高たんぱく」なキャットフードです。肉類にもオメガ3脂肪酸が含まれているので、割合的にも一般的なキャットフードよりも高めになっています。魚も使用しているんですが、メインはお肉です。シャム(サイアミーズ)の筋肉質な体型の維持には向いていますが、高たんぱくすぎて下痢や軟便になる場合があります。オリジンには「6フィッシュ」という魚がメインのフードもあるので、そちらの方がシャム(サイアミーズ)にはおすすめです。
価格 | 6,300円(1.8kgの定価) |
---|---|
評価 | |
備考 | グレインフリー/超高たんぱく/ヒューマングレードの材料/香料・着色料・人口の酸化防止剤不使用 |
シャム(サイアミーズ)のキャットフード選びで迷ったらおすすめはコレ!
- 人間も食べられる安全な白身魚を全体の65%使用
- 必須脂肪酸(オメガ6・オメガ3)が豊富
- グレインフリー(穀物不使用)でお腹に優しい
- 香料・着色料不使用で安心
- 栄養要求の高い子猫も食べられる
モグニャンキャットフードは、シャム(サイアミーズ)に嬉しいオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。また、グレインフリーなのでお腹にも優しく、着色料・香料不使用なので安心して食べさせられます。
全体の65%に使用している白身魚はベビーフードに使われる高品質なヒューマングレードのものを使用しています。一見たんぱく質が低く見えますが、栄養要求の高い子猫も食べられます。
シャム(サイアミーズ)はわがままで神経質な面を持った子がいます。モグニャンは初回が半額になるお試し価格があるので、食べてくれるかわからないグルメな子にもおすすめなキャットフードです。
シャム(サイアミーズ)用キャットフードのQ&AⅠ:シャム(サイアミーズ)ってどんな病気にかかり易いの?餌で予防できないの?
シャム(サイアミーズ)がかかり易い病気は主に遺伝性のものが多い(原因が不明なので遺伝と考えられている)です。残念ながら遺伝子異常によって起こる病気を特定の餌で予防・改善することは出来ません。
上記のほとんどが、「シャムが好発するものの理由が分からない」為に遺伝として好発すると考えられています。
好発する原因が不明なため、予防方法もなくシャム(サイアミーズ)の宿命と言えるかもしれません。
もちろん、20歳までなんの病気もなく長生きする子も中にはいます。ただ、上記の病気が多いということを念頭に、異変を感じたら早めに受診しましょう。
シャム(サイアミーズ)用キャットフードのQ&AⅡ:ロイヤルカナンのシャム用ってどうなの?
- 代謝カロリーが高め
- 穀物の使用量が多い
- 酸化防止剤が発がん性のあるBHA
「ロイヤルカナンのシャム成猫用」は高たんぱくでやや脂肪が低いものの、成分的には高栄養のフードです。気になったのは以下の点です。特別おすすめするポイントは無く発がん性を指摘されている酸化防止剤を使用していることもあります。
オメガ3脂肪酸も0.79と特別高いわけではありません。少し値段が高くなりますが、成分的にはシンプリーの方がシャム(サイアミーズ)におすすめです。
ロイヤルカナン シャム成猫用の原材料
肉類(鶏、七面鳥)、植物性分離タンパク*、とうもろこし、小麦、動物性脂肪、コーングルテン、米、加水分解タンパク(鶏、七面鳥)、ビートパルプ、魚油(オメガ3系不飽和脂肪酸(EPA/DHA)源)、酵母および酵母エキス、フラクトオリゴ糖、大豆油、加水分解酵母(マンナンオリゴ糖源)、ルリチシャ油(オメガ6系不飽和脂肪酸源)、マリーゴールド抽出物(ルテイン源)、アミノ酸類(L-リジン、タウリン、DL-メチオニン、L-カルニチン)、ゼオライト、ミネラル類(Cl、Ca、K、Na、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(A、コリン、D3、イノシトール、E、ナイアシン、C、パントテン酸カルシウム、B6、B2、B1、葉酸、ビオチン、B12)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)
ロイヤルカナン シャム成猫用の保証成分値
たんぱく質35.0%以上、脂質14.0%以上、粗繊維2.4%以下、灰分8.5%以下、水分6.5%以下、食物繊維7.3%、ビタミンA33,500IU/㎏、ビタミンD3 800IU/㎏、ビタミンE630㎎/㎏、代謝エネルギー404㎉/100g
シャム(サイアミーズ)用キャットフードのQ&AⅢ:シャムの子猫におすすめのキャットフードはどれ?
シャムの子猫の状態 | おすすめキャットフード |
---|---|
生後10カ月未満 | シンプリー・オリジン |
生後10カ月以降 | モグニャン・シンプリー |
避妊・去勢手術後 | モグニャン・シンプリー |
シャム(サイアミーズ)の平均体重は2.5~4㎏程度で、日本でよく見かける雑種よりも小さめです。生後10カ月頃までで急激な成長が止まり、その後1歳頃までゆっくりと成熟していきます。
生後10カ月まではシンプリーやオリジン(魚ベースのシックスフィッシュがおすすめ)など、高たんぱくでカロリーも高いフードがおすすめです。
生後10カ月頃を目途に高たんぱくでカロリーが低めなフードに切り替えてあげると良いでしょう。シンプリーは高たんぱくフードの中ではカロリーが低めなのでおすすめです。
去勢や避妊手術をすると太り易くなります。モグニャンのようにたんぱく質が30%以上でカロリーが低めなものがおすすめです。
シャム(サイアミーズ)用キャットフードのQ&AⅣ:シャム(サイアミーズ)は一日にどれくらい餌をあげたらいいの?
シャム(サイアミーズ)のライフステージ別におすすめキャットフードと、1日に与える給餌量をまとめました。給餌量とは目安のことで、必ずその量を食べないといけない訳ではありません。
実際に与える際は、給餌量を与えてみて便の様子(食べすぎは軟便、少ないと硬くなる傾向)を見ながら、10%ずつ加減しながら与えて下さい。
シャム(サイアミーズ)の仔猫(1歳未満)におすすめなシンプリーを1日に与える量
シャム(サイアミーズ)の月齢 |
1日の給与量 |
---|---|
2~3㎏ |
36~46g |
3~4㎏ |
46~56g |
5~6㎏ |
65~74g |
7~8㎏ |
82~90g |
上記はシャム(サイアミーズ)の子猫におすすめなシンプリーを1日に与える目安量です。シャムは日本で良く見かける雑種猫よりも少し小さめです。
上記はあくまで目安として、便の様子を見ながら量を調節してあげましょう。
シャム(サイアミーズ)の成猫(1~10歳)におすすめなモグニャンを1日に与える量
シャムの成猫時の体重 |
1日の給与量 |
---|---|
~2.5㎏ |
35~45g |
2.5~3.5㎏ |
45~55g |
3.5~5㎏ |
55~70g |
5~6.5㎏ |
70~85g |
上記はシャム(サイアミーズ)の成猫におすすめなモグニャンを1日に与える目安量です。猫は1歳を迎えるとだいたい成長が止まり、太る傾向があります。たんぱく質が高めでカロリーが低めなフードを選ぶと良いでしょう。
上記はモグニャンの公式サイトに書かれている給餌量です。シャムの平均体重は2.5~4程度です。6㎏を超える場合、肥満の可能性も考えられます。フードの種類や給餌量を獣医に相談してみましょう。
シャム(サイアミーズ)の高齢猫(10歳以上)におすすめなオリジンを1日に与える量
シャムの高齢猫の体重(㎏) |
オリジンを1日に与える量(g) |
---|---|
2 |
29 |
3 |
38 |
4 |
43 |
5 |
57 |
6 |
71 |
8 |
86 |
上記はシャム(サイアミーズ)の高齢猫におすすめなオリジンを1日に与える目安量です。猫は10歳を過ぎた辺りから痩せ始め、死亡率が上がります。
10歳を過ぎて体重や体型の変化が見られたら、オリジンのようなたんぱく質・カロリー共に栄養価の高いフードに切り替えてあげると良いでしょう。
かと言って、脂肪が増える肥満体型が良い訳ではありません。「BCS(ボディ・コンディション・スコア)」を元に給餌量を調節してあげましょう。
まとめ
シャム(サイアミーズ)におすすめのキャットフードと選び方をご紹介しました。シャムは一般的な猫よりも少し小柄で、成長スピードも早めです。
子猫の時に栄養価の高いフードをあげるのは同じですが、太るようなら早めに成猫用フードに切り替えるか、給餌量を調節してあげましょう。