新しいキャットフードに切り替えるときの注意点と対処法
新しいキャットフードを購入して、いざ切り替え!という時、何も考えずに新しいフードをあげたりしていませんか?このように急なフードの切り替えは下痢の原因にもになります。ここでは新しいキャットフードに切り替えるときの注意点と対処法についてご紹介します。
新しいキャットフードに切り替えるときの注意点と対処法【目次】
注意!食いつきが悪くてもしばらくは続けて与えながら様子を見る
けっこう多くの飼い主さんがこの猫との根気比べで負けてしまいます。ただ、食いつきが悪いからといってまた新たなフードに切り替えたり、元のフードに戻すことで猫は「わがままを言えば、もっと美味しいフードを出してくれる」というように、良くない解釈をしてしまいます。
キャットフードを切り替えた際に猫が食べないことをハンガーストライキといいますが、餓死するまで食べない子というのはかなり特殊な子であって大抵の子はお腹が減れば出されたものを食べるようになります。ただし、上記の解釈をしてしまった子は大変です。
間違った解釈のせいで「これじゃなくて美味しいのが食べたいにゃ~!」と何度も鳴きつかれることになるでしょう。そうならない為にも食べてくれないからといって直ぐに「今まであげていたフード」や「新たなフード」に切り替えるのはやめましょう。もし「色々試してみたんだけど食べてくれなかった…」というあなたは「猫がご飯(餌)を食べないときの対処方法」を読んで色々と試してみて下さい。
キャットフードの効果は3ヶ月後に現れる?
一般的には、猫や犬などの動物の血液が全て入れ替わるのには3ヶ月かかると言われています。なので例えばキャットフードを「」や「カロリーカット」などのフードに切り替えても、直ぐに効果は現れません。ここで「このメーカーのフードは~の効果が無いわね」なんて言って切り替えてしまってはいけません。
何事もゆっくりと様子を見ながら待たないといけないんですね。もちろんこれは切り替えたあとだけの話しでは無く、切り替える時にも同じことが言えます。
よく口コミなんかで毛並みやうんちの状態が改善された!って情報があるけど、あまり鵜呑みにしないで欲しいにゃ!確かにうんちはご飯を変えるだけで翌日から効果が出ることも多いけど、毛並みに関してはそうはいかないにゃ、早くても1カ月(1袋食べ終わる)くらいはかかるんだにゃ!
新しいフードへの急な切り替えは危険!?
急に新しいフードを100%あげると次のようなリスクがあります。
- 吐き戻す場合がある
- 食いつきが悪いことがある
- 消化器官に負担がかかる
- 下痢や柔便を起こすことがある
また、以前あげていたフードよりもカロリーが低いご飯であれば、急に低カロリーなご飯に切り替えてしまうと物足りなさを感じストレスになることもあります。こういったリスクを回避する為に下記のように1週間~10日ほどかけてじっくりと切り替えてあげましょう。
もし、切り替え途中で上記のような症状が出てしまったら一度初日の分量(今まであげていたフードを100%)に戻して再度少しずつ切り替えてみて下さい。それでも症状がでしまうのであれば、新しいキャットフードはあなたの猫には合わないと思っても良いです。
猫に負担が少ないキャットフードの切り替え方法
ここでは切り替えの参考例を挙げています。10日かけずに7日間で切り替えが終わるように調整しても良いですが、多少リスクや猫への負担は増えます。
逆にもっと期間を多めにとればリスクや猫への負担は減りますが、あまり長すぎても意味が無いので最大でも切り替え期間2週間もあれば充分です。
|
今まであげていたフード |
新しいキャットフード |
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1日目 |
90% |
10% |
2日目 |
80% |
20% |
3日目 |
70% |
30% |
4日目 |
60% |
40% |
5日目 |
50% |
50% |
6日目 |
40% |
60% |
7日目 |
30% |
70% |
8日目 |
20% |
80% |
9日目 |
10% |
90% |
10日目 |
0% |
100% |