1~6歳の成猫用おすすめキャットフード
ここでは1~6歳の成猫用におすすめのキャットフードと、そのポイントについてご紹介していきます。1歳以上になるとほとんどの猫の成長は止まります。
成長期のような高カロリーのご飯を食べられるだけどんどんとあげているとあっという間に肥満体型になってしまいます。ここでは成猫用にキャットフードを選ぶポイントを分かり易く3つのポイントにまとめているので参考にしてみて下さい。
1~6歳の成猫用おすすめキャットフード【目次】
猫は100%肉食動物です。なので原材料を見て「動物性たんぱく質(動物の肉材料)」が一番左に来ているものを選んであげましょう。もう体の成長が止まっていますが、つい最近までは積極的に栄養を取っていただけに、太り易いのもこの時期です。
下手にダイエットフードにするよりも動物性の肉材料を沢山使った高たんぱく・高脂質なフードを選んであげることで、猫が自然と満腹感を感じて過食するのを防ぐことができます。
猫にとって「穀物」は食べられるけど消化に悪いものです。なので穀物が沢山使われたキャットフードは猫にとって食べても食べても満腹感を感じずに、食べ過ぎてしまうんです。
「ダイエットフードにして、カロリーが低くなったはずなのに食べる量が増えて、むしろ太ってきた」という口コミが多いのはこの為です。安易にダイエットフードに切り替えず、穀物が少なく、肉材料の多いキャットフードを選んであげましょう。
ペットフードには長年摂取することでガンや内臓機能の低下など、健康被害のリスクを負うことになる添加物が沢山使われています。表示されている香料・着色料・化学合成された酸化防止剤だけでもチェックしておきましょう。
また、原材料の欄に書かれていないだけで、フィッシュミールなどは輸送時に腐敗・発火しない為に、食品添加物として認められていないエトキシキンを使うものが大半です。でも、エトキシキンを使ったフィッシュミールを使っていても、ペットフードメーカーにエトキシキンの表示義務はありません。
1~6歳の成猫におすすめキャットフードを比較
上記で挙げた3つのポイントを踏まえた上で、実際にサイト内でレビューもしているフードの比較表を作ってみましたのでキャットフード選びの参考にしてみて下さい。
メーカー名 |
動物性たんぱく質 (多い=◎) |
穀物の量 (少ない=◎) |
添加物の量 (少ない=◎) |
---|---|---|---|
◎ |
◎ |
◎ |
|
◎ |
◎ |
◎ |
|
◎ |
◎ |
◎ |
|
◎ |
◎ |
◎ |
|
〇 |
〇 |
◎ |
|
〇(※2) |
〇 |
〇(1種類使用) |
|
〇(※2) |
〇 |
◎ |
|
〇 |
〇 |
◎ |
|
〇(※2) |
〇 |
◎ |
|
×(4Dミール・副産物※1) |
× |
〇(1種類使用) |
|
◎ |
〇 |
◎ |
|
× |
× |
×(4種類使用) |
|
× |
× |
×(4種類使用) |
|
× |
× |
×(6種類使用) |
|
〇(※2) |
〇 |
◎ |
|
◎ |
◎ |
◎ |
|
〇 |
△ |
◎ |
|
〇 |
× |
◎ |
|
◎ |
〇 |
◎ |
|
× |
× |
◎ |
|
× |
× |
×(5種類) |
|
× |
× |
×(4種類) |
|
× |
× |
◎ |
|
× |
× |
◎ |
|
◎ |
△ |
◎ |
|
◎ |
△ |
◎ |
|
〇 |
△ |
◎ |
|
◎ |
△ |
◎ |
|
◎ |
△ |
◎ |
|
× |
× |
◎ |
|
◎ |
△ |
×(1種類) |
※1、キャットフードの原材料に書かれている添加物はキャットフードを作る最中に添加されたものだけです。4Dミール・副産物などには材料として仕入れた時点で添加物が混ざっている可能性がありますが、それらが混ざっていても表示義務はありません。
※2、肉材料を多く使っていそうに見せていますが、実際は穀物の方が多いのを隠そうとしているメーカーです。
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評価 | |
備考 | 香料・着色料不使用/高い消化吸収率/材料から徹底した品質検査を実施/お試し価格有り |
モグニャンキャットフードは全体の65%に白身魚を使用した贅沢なキャットフードです。また、猫が消化を苦手とする穀物は不使用です。
酸化防止にはローズマリー抽出物を使っていてナチュラルですし、香料や着色料など避けたい添加物は使っていません。
モグニャンキャットフードのコンセプトが「高品質・安全・食いつきも良いキャットフード」です。全体の65%を占める白身魚は人間が食べられるヒューマングレードです。
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成猫の場合、1日にあげるご飯の回数は朝と晩の2回で充分です。食後はおしっこがアルカリ性に傾きます。
ストルバイト結石はおしっこがアルカリ性になると結石化し易いので、ご飯の回数を減らすことでストルバイト結石の予防効果もあります。
分量については体重を元に計算することが多く、実際には骨の太い子や尻尾が短い子などもいる為、概算でしか出せません。
BCS(ボディ・コンディション・スコア)を元に体系を見ながら概算で出した分量から調整していくのが良いでしょう。
キャットフードのパッケージを確認すると、ほとんどの場合パッケージに給餌量が書かれています。だいたい体重事に概算の給餌量が書かれているのでこれを参考にしても良いでしょう。
但し、メーカーの給餌量はあくまで概算です。給餌量を元に、体系の変化を見ながら実際に与える量を調整していきましょう。
- 大人しい子=75
- 室内飼いだがたくさん遊ぶ子=80
- 放し飼いで外で走り回る子=85
上記を参考に体重をかけると1日に必要なカロリー量が出てきます。例えば体重4㎏で「80」の場合4×80=320㎉です。
この子にカナガン(390㎉/100g)をあげる場合、390÷320×100=121.8gが一日に必要なご飯の量です。
ただ、これに関しても1匹しか飼っていない人の場合、飼い猫が75~85のどこに該当するのか迷うケースもあります。
ここから算出した量についても目安とし、体系を見ながら調整していって下さい。
1~6歳の成猫に子猫用の餌をあげ続けるとどうなる?その逆は?
全く問題の無い子もいますし、どんどんと太っていく子もいます。猫は自らカロリーや食べる量をコントロールできる子もいます。
そういった子は食べ過ぎて太ることはありませんし、子猫用フードの方が栄養価が高いので何か栄養不足になることはありません。
ただ、自分でコントロールできない子の場合はどんどん太ってしまうので、成猫用にカロリーが控えめになったものをあげた方が良いでしょう。
全ライフステージ(全年齢)に対応したフードなら問題ありませんが、「成猫専用」のキャットフードをあげ続けると栄養不足が心配です。
得に考えられるのが成長期間に栄養が不足することで成長不良や骨密度の低下といった不具合を起こす可能性があります。
子猫には「全ライフステージ(全年齢)対応」か「子猫(キトン)用」と書かれたものをあげて下さい。
仔猫用(成長・繁殖期) | 成猫用(維持期) | |
---|---|---|
たんぱく質 | 30.0% | 26.0% |
脂質 | 9.0% | 9.0% |
カルシウム | 1.0% | 0.6% |
リン | 0.8% | 0.5% |
カリウム | 0.6% | 0.6% |
ナトリウム | 0.2% | 0.2% |
マグネシウム | 0.08% | 0.04% |
仔猫用と成猫用のキャットフードの違いは、一言で言えば「子猫用の方が栄養価が高く作られている」ということです。
上記はAAFCOにおけるキャットフードの栄養基準です。子猫用と成猫用を比べると、子猫用(成長・繁殖期)の方が栄養の要求量が多いことが分かります。
リンやマグネシウムなど、尿路結石の原因になると避けられる成分も、子猫の方が要求量が高いです。「子猫用の総合栄養食」または「成猫用の総合栄養食」と書かれたフードは、上記の最低基準を満たしたフードです。
実際にはAAFCOでは上記以外に40種類以上の栄養素に基準がありますが、どれも子猫・成猫が1日に必要最低限の栄養を数値化したものです。
「全年齢対応」や「オールステージ対応」と書かれているフードは、栄養要求の高い子猫用の基準を満たしたフードということになります。
「シニア用」キャットフードには、先の「子猫用」のような栄養基準がありません。その為、「メーカーによって内容が変わるものの、シニア用に成分や材料を調節」してあります。
例えば成猫用と比べて、A社は「シニア猫は運動量が落ちるからカロリー控えめにし、噛む力も弱くなるので小粒&柔らかくしている」、B社は「食欲・消化能力が落ちるので、より高たんぱく・高脂質にして少量で十分な栄養を確保できるようにしている」などです。
これは、どちらが正しい・間違っているということはありません。一言にシニア用といっても「7歳以上」・「15歳以上」など、メーカーによってシニアの対象となる年齢も変わってくる為です。
成猫が総合栄養食と書かれたシニア用フードを食べても問題はありませんが、フードによっては太り易くなったりすることがあります。
1~6歳の成猫に子猫用から成猫用のフードに切り替えるタイミングは?
「成猫に子猫用のフードを…」でも書いたように太る可能性がある程度なのでそこまでシビアに考える必要はありません。
別に1歳の誕生日を迎えたからといって、子猫フードが残っているのに成猫用フードに切り替える必要はありません。
なんなら、子猫用フードをあげ続けて「なんか太ってきたかも?」と思ったら変えても良いくらいです。
ただ、メーカーにもよりますが「子猫(キトン)用」という理由で割高になっているフードもあります。
早く成猫用に切り替えたいという場合は8~10ヵ月頃から成猫用のフードをあげる人もいます。この頃には体の大きさはほぼ成猫(大型種を除く)になっています。
切り替えなどが心配な方は子猫の内からオールステージ(全年齢)に対応したキャットフードをあげると良いでしょう。
1~6歳の成猫にふやかしたキャットフードを与えるとどうなるの?
成猫にふやかしたキャットフードをあげても問題はありません。むしろ、不足がちな水分を効率よく取れますし、消化にも良いのでおすすめです。
ただ、食べカスが歯に詰まりやすいかったり、口の周りに付いて口臭や歯周病の原因になり易いというデメリットもあります。これは歯磨きで解消できます。
「お湯でふやかすとビタミンが壊れる」という意見もありますが、ぬるま湯でふやかせば問題ありません。ただ、傷みやすくなるのでダラダラ食いの子にはおすすめできませんね。
また、ミルクでふやかす場合はミルク分のカロリーを引いて、ドライフードの量を調節してあげましょう。でないとカロリーオーバーで太ってしまいますからね。
まとめ
猫は穀物(炭水化物)を食べられない訳ではありませんが、ネズミやウサギなどを捕食していた猫にとって穀物は捕食動物のお腹に残った程度の量で十分です。
「炭水化物=糖質」なので、過剰な穀物は肥満の原因となります。猫本来の食事に近づけるという意味でも、穀物の使用量が少ないものを選ぶようにしましょう。