アレルギー対応キャットフードの選び方&おすすめランキング
ここではアレルギー対応キャットフードの選び方&おすすめランキングをご紹介します。
病院嫌いの子は、このページを参考にキャットフードを選んでみて下さい。ただし、素人判断で「食物アレルギーと決めつける」・「アレルギーとなる食材を決めつける」のはデメリットが多いです。
酷く痒がっていたり、下痢・嘔吐の症状が重い場合は別の病気も考えられます。なので、食物アレルギーが疑われる場合、まずは受診して獣医と一緒にキャットフードを選ぶことをおすすめします。
アレルギー対応キャットフードの選び方&おすすめランキング【目次】
「〇〇ミール」や「〇〇肉副産物」といったものは肉以外に骨など、消化に悪い部位が含まれているケースがあります。
これらもたんぱく源となる為、消化に悪くアレルギーを起こしやすくなります。消化に良い肉部分の割合が多いキャットフードを選びましょう。
アレルギー体質の子は、色々なたんぱく源に対して食物アレルギーを起こし易いです。消化に悪い穀物を大量に食べ続けることで穀物に対してもアレルギーを発症する可能性が高いです。
穀物不使用のものか、ヒルズやロイヤルカナンのような加水分解されたキャットフードを選びましょう。
アレルギーは同じたんぱく質を食べ続けることで発症すると言われています。その為、原因となるたんぱく源(アレルゲン)を特定し、その食材が入っていないフードを食べさせます。
次に与えるアレルギー対応食には、たんぱく源が1種類だけのフードを選びます。これは、万が一新しいフードでアレルギー症状が出た時に、アレルゲンを特定し易くする為です。
メーカー名 |
良質な肉材料 |
穀物不使用 |
メイン材料の割合 |
---|---|---|---|
肉部分のみ使用 |
〇 |
チキン62.8%・乾燥卵4% |
|
肉部分のみ使用 |
〇 |
サーモン44.3%その他魚23.15% |
|
副産物不使用 |
〇 |
白身魚65% |
|
特に記載無し |
〇 |
チキン・鴨・サーモンなど80% |
|
肉部分のみ使用 |
× |
アヒル・ニシン(85%) |
|
特に記載無し |
△(療法食あり) |
鶏・七面鳥(割合は不明) |
|
特に記載無し |
△(療法食あり) |
チキン・ターキー(割合は不明) |
|
特に記載無し |
× |
ターキー・チキン(割合は不明) |
|
特に記載無し |
× |
チキン・ターキー他(割合は不明) |
|
特に記載無し |
× |
チキン・豚(割合は不明) |
|
特に記載無し |
△(グレインフリーあり) |
チキン・サーモン(割合は不明) |
|
特に記載無し |
× |
豚・牛・チキン(割合は不明) |
|
特に記載無し |
× |
豚・牛・チキン(割合は不明) |
|
特に記載無し |
× |
チキン(割合は不明) |
|
特に記載無し |
× |
チキン(割合は不明) |
|
肉部分やレバーなど |
〇 |
チキン44%・その他 |
|
肉部分のみ使用 |
× |
チキン(割合は不明) |
|
特に記載無し |
× |
鴨・七面鳥・チキン(割合は不明) |
|
特に記載無し |
× |
ラム・チキン(割合は不明) |
|
特に記載無し |
× |
豚・魚(割合は不明) |
|
特に記載無し |
× |
チキン(割合は不明) |
|
特に記載無し |
× |
チキン・ターキー他(割合は不明) |
|
特に記載無し |
× |
チキン他(割合は不明) |
|
特に記載無し |
× |
なし |
|
肉部分のみ使用 |
× |
チキン(割合は不明) |
|
特に記載無し |
× |
チキン(割合は不明) |
|
肉部分のみ使用 |
△ |
チキン20%以上 |
|
特に記載無し |
△ |
チキン(割合は不明) |
|
肉部分のみ使用 |
△(グレインフリー有) |
チキン(割合は不明) |
|
特に記載無し |
× |
チキン・豚(割合は不明) |
|
特に記載無し |
× |
チキン(割合は不明) |
アレルギー対応キャットフードのおすすめキャットフードランキング
モグニャンキャットフードはタラをベースに使ったキャットフードです。ただ、「白身魚」の中身は季節によって旬な原材料を使うので、アレルゲンの特定は難しいかもしれません。魚系は大丈夫な子におすすめです。今だけ【当サイト限定】で初回購入価格が半額になるキャンペーンを行っています。この機会に是非モグニャンキャットフードをお試し下さい。
価格 | 税抜3,960円(税込4,356円)(1袋1.5kg)
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---|---|
評価 | |
備考 | 香料・着色料不使用/穀物不使用/メイン食材はタラだけど季節によって異なる/お試し価格有り |
猫の食物アレルギーの原因(アレルゲン)を特定するのは難しいです。ただ、検査を受けるとアレルギーの原因が「食物」なのか、「ハウスダスト」なのか、など大まかな結果は出ます。
たまたまキャットフードを変えたタイミングでアレルギー症状が出たとします。本当はハウスダストや花粉が原因なのに、食物アレルギーだと思って療法食や単一たんぱく質のキャットフードをあげて症状が軽くなったとします。
アレルギー対応のキャットフードをあげて症状が軽くなったんですから、当然食物アレルギーなんだと思いますよね?けど、翌年の花粉の時期や少し掃除がおろそかになったタイミングでまた症状が出てしまうかもしれません。
その時に「このキャットフードも食べられなくなった」と、最初の思い違いが原因でどんどんと食べられるフード(食材)が限られてしまいます。こうなると今後、あなたも猫もかなり苦労します。
病院は猫にとってかなりストレスになります。なので無理にとは言いませんが、「食物アレルギーなのか、別の病気なのか」を知る為にも一度受診することをおすすめします。
顔・太もも・お腹に多く左右非対称に起こる
かゆみ
かぶれ
脱毛
出血
発疹
下痢
血便
嘔吐
お腹の張り
猫の食物アレルギーは生後半年から2歳頃までに発症するケースが多いです。加齢に合わせて症状が治まることが多いですが、高齢になってから発症するケースもあります。
症状は皮膚に表れる場合と、消化器官に表れる場合、両方同時に起こる場合があります。皮膚に起こる場合は、顔や耳が最も多く、次いで太ももやお腹に多く見られます。
- 牛肉=18%
- 魚=17%
- 鶏肉=5%
- 乳製品=4%
- トウモロコシ=4%
- 小麦=4%
- ラム肉=3%
ドイツの大学が中心となり、1985~2015年に発表された論文を元に「食物アレルギーを起こし易い食材」をまとめたデータがあります。
データとして信ぴょう性に欠ける部分はありますが、愛猫にアレルギー症状が見られる時、「優先的にアレルゲンを除去していく」時の参考程度に考えても良いでしょう。
出典:Critically appraised topic on adverse food reactions of companion animals
【ただし!】データとして使えるかは微妙
- 上記の食材が本当にアレルゲンだったという保証がない
- 「魚」がひとまとめにされている
参考元となったデータは単に「食材を与えたら症状が悪化した=アレルゲン」としており、「食材を抜いたら症状が軽くなった」さらにその上で「負荷試験(もう一度与えたら症状が出た」を行っていません。
本来、食物アレルギーを断定するには上記の試験を行います。つまり、このデータは本当に上記の食材が原因でアレルギーを起こしていたという保証がありません。
また、「魚」は種類を変えても交差反応がありますが、アレルゲンとなる確率は魚の種類によっても変わります。特にサバ(赤身魚)は付着した細菌によってヒスタミンを多く含んでいます。
ヒスタミンを多く含む魚を食べるとアレルギーに似た症状(アレルギー様食中毒)が現れます。キャットフードにはヒスタミンの基準値もありますが、ヒスタミン中毒の可能性も考えられます。
アレルギー対応に「単一たんぱく質」のキャットフードがおすすめな2つの理由
一番のメリットは「アレルゲンを特定し易い」ことです。例えば、「サーモンだけ」で作られたキャットフードでアレルギー症状が出れば、この子はサーモンがダメな子だと直ぐに分かりますよね?
逆にオリジンキャットフードのように「鶏・七面鳥・カレイ・卵・サバ・ニシン」など様々な食材を使用したフードで症状が出た場合、どのたんぱく源に反応しているのか分かりません。
なので、食物アレルギーを持った猫が「どのたんぱく源なら食べられるのか?どのたんぱく源は食べられないのか?」を探す上で、単一たんぱく質のキャットフードがおすすめになります。
1と似ているんですが少し違います。例えば、鶏(チキン)にアレルギーがある子は七面鳥(ターキー)や鴨(ダック)を食べられるケースと食べられないケースがあります。
厳密にはたんぱく質の構造が異なるんですが、同じ鳥類なのでやはりたんぱく質の構造が似ています。似たたんぱく質にもアレルギー症状が出ることを「交差反応」と言います。
やはり「チキンとターキー」を使ったフードだと、どちらに反応しているのか?「ターキー」だけなら食べられるのか?が分かりません。
食物アレルギーで困るのは食べられる食材が限定されてしまうということです。しかも、猫の気分で食べなくなることもあるので更に大変なんですね。
なので「単一たんぱく質」のフードは、似た食材の中でも食べられる蛋白源を探すのにおすすめなんです。
まとめ
ここではおすすめのアレルギー対応食と、考え方についてまとめました。ネットの情報を元に、飼い主自信でアレルギー対応食を探せば症状が軽くなるケースもあります。
ただし、このページでまとめたようにどんどんと食べられる食材に制限がかかるリスクもあることを忘れてはいけません。愛猫を何度も病院に連れていかなくても、飼い主が獣医と相談しながらフードを選ぶ道もあります。
できれば、愛猫とあなた自信の為にも獣医と相談しながらキャットフードを選ぶことをおすすめします。